冠婚葬祭においては礼節が基本ですが、例えばお葬式などは人は人生においてそうたびたび経験するものではありません。そのため、葬儀のマナーや常識などを失念して、失礼とも非常識ともとれる行動をしがちです。そうならないためにも葬儀に参列する前にはしっかりと葬儀のマナーについて調べて身に付けておきたましょう。
急に不幸があったという知らせを受ける場合があります。身内以外に臨終直後に知らせが行くのはごく親しい方のはずですから、まずは取り急ぎ駆け付けるようにします。この際の注意点としては喪服に着替えたり、香典を持参して行ってはまるで準備していたみたいで大変失礼にあたるので、地味な普段着で弔問します。
遺族は取り込んでいるので弔意を述べたら長居はしないのがマナーです。通夜のマナーとしては以前は通夜には正式な喪服でなく地味な平服にするのが一般的でしたが、最近ではお通夜だけ参列する方も増えているので喪服でもOKという風潮になってきています。
通夜では故人の供養のために通夜ぶるまいの席が設けられています。遺族からすすめられたら断らずに一口でも箸をつけるのがマナーです。葬儀には遅れずに参列するのがマナーです。読経や祈祷の途中で参列することのないよう、式の時間より早めに会場に到着するようにしましょう。
席の指示がない場合は控えめな席に座るようにします。香典を渡す注意点としては通夜と葬式の両方に参列する場合は通夜で渡すのが一般的です。受付でお悔やみを述べて香典を差し出し記帳します。受付がない場合は自分で祭壇に供えます。通夜で香典を出したら葬儀の受付では記帳するだけでかまいません。